Jira Service Deskに関する顧客と表示の概念についてちょっと分かりづらい点の補足です。
ドキュメントを読みつつ動作確認しまとめたもので、現時点のもの(JIRA Service Desk Server版 v4.4.0および現時点でのCloud版)ですがもし間違いあればご指摘いただければと思います。
①Jira Service Deskの「顧客」メニューには、「エージェント以外でそのプロジェクトにアクセスできるユーザ」が表示される
つまり実際にポータルから問い合わせするカスタマーだけでなくコラボレータも「顧客」メニューに表示されます。
顧客応対する人:プロジェクトロール"Service Desk Team" に所属
顧客:プロジェクトロールの "Service Desk Customer" または「サービスデスク カスタマーポータルアクセス」に所属
また、「プロジェクトに追加した顧客」だけを許可するという顧客権限でなければ、自動的に Jira にアクセスできるユーザが顧客として追加されます(Jira Core / Jira Softwareユーザ)
明示的に指定していないのに「顧客」になっていて困る場合は適切なロール設定と顧客権限をしてみてください。
確認するところ:プロジェクト設定 > 顧客権限、プロジェクト設定 > ユーザとロール
②Jira Service Deskの「顧客」はシステム管理の「ユーザー」としても登録される(Server版)
チケットのメール起票により登録された顧客、カスタマーポータルにサインアップして登録された顧客 ... は、システム管理 > ユーザ管理にも登場してくるのでびっくりするかもしれませんが、大事なのは、「アプリケーション」欄に「Jira Service Desk」「Jira Software」「Jira Core」...といった製品名が表示されているかどうかだとざっくり考えてください。こちらが空欄であればそれらの製品のライセンスを消費していないので単に Jira で閲覧可能なプロジェクトのポータルサイト(および匿名閲覧可能なプロジェクト)にアクセスできるだけです。
確認するところ:システム > ユーザ管理