今回は Jira Service Desk の小ネタです
お客様(社内含め)窓口を用意して依頼を受け、リクエストのステータスを見ながら管理するのは慣れてきたけれど、
運用の問い合わせが増えてきたら、リクエストをどのようにフィルタリングするかを知ることも大事になってきます。
そこで JQL の出番なのですが、Jira Service Desk の JQL は少し癖がありますのでご注意ください。
ちなみに Jira Service Desk だけでなく、ノーマルな JQL の書き方は こちら でも紹介しています!
前提
Jira Service Desk 登場人物
言葉と概念をまとめてみます。
Jira Service Desk で利用できる JQL は「エージェント」のライセンスをもつユーザでないと使えない
コラボレータとして、Jira Software / Jira Core ユーザがいたとします。その人達にも課題を一緒に管理したいので
Jira Service Desk 用の JQL でフィルタを作り、共有する ... と、コラボレータのユーザは残念ながらその結果を確認できません。
JQL for Jira Service Desk
JSD version 4.2.2で確認
ユーザー系
リクエストタイプがからっぽのものを検索する
リクエストタイプの定義変えたときなどによくあることなのですが、このリクエストタイプがリクエストに紐付いていない場合きちんと動作してくれないので、これを検索する。
顧客リクエストタイプ is EMPTY
組織が紐付いているリクエストを検索する
組織 = ボンズ株式会社
リクエスト参加者が紐付いているリクエストを検索する
リクエスト参加者 in ("bonz@tagbangers.com")
報告者が特定の組織に属しているリクエストを確認する
reporter in organizationMembers("ボンズ株式会社")
承認者が bonz, cousin さんのリクエストを検索する
Approvals = approver(bonz, cousin)
承認者が自分のリクエストを検索する
Approvals = myApproval()
承認者が自分でこれから承認する必要のあるリクエストを検索する
Approvals = myPending()
承認待ちのリクエストを検索する
Approvals = pending()
bonzさんの承認待ちのリクエストを検索する
Approvals = pendingBy(bonz)
承認されたリクエストを検索する
Approvals = approved()
SLA系
期限までにすべてのSLAをクリアして完了したリクエストを確認する
解決までの時間 != everBreached() and 解決までの時間 = completed()
期限までにSLAをクリアできずに完了したリクエストを確認する
解決までの時間 = breached() and 解決までの時間 = completed()
解決までの所要時間が期限を迎えていないリクエストを確認する
解決までの時間 < remaining("2h")
おしまい
Jira の機能のほんの一部のご紹介でしたが、カスタマイズできるポイントがたくさんあるサービスですので、ぜひ知識をつけて業務の効率化にお役立てください。もしもっと機能について知りたい!という方がおりましたら、Jira を堪能するためのトレーニング を受けてみてはいかがでしょうか。エンジョイ金曜日☆
参考