Statuspageとはなにか
アトラシアンのサービスの一つで、ユーザにインシデントやサービス停止、定期メンテナンス情報を共有・コミュニケーションすることができるツールです。
ユーザはメールやテキストメッセージを受けることができ、他のインタフェースのシステムステータスを直接ステータスページに埋め込んで状況を共有することができます
ステータスページ自体にはサーバやシステムの直接的なモニタリングをする機能はありませんが、モニタリングツールと連携したり、APIを使ってステータスページを更新することができます。
見た目デフォルトはこのようなページです。カスタマイズできます。
言葉の整理をします。
ロール
Statuspageを利用する人たちの役割です。
管理側
- アカウントオーナー:Statuspageを管理するオーナー
- チームメンバー:Statuspageを管理する他のメンバー
ユーザ
- サブスクライバー:エンドユーザ
- スタッフ:ログインしてプライベートなステータスページにアクセスできる人
サブスクライブの仕方はメール・電話・RSS のどれかを選択できます。
インシデント
これが肝です。インシデントがどのような状態にあるのかを4つのステータスを設定することができます
- 調査中
- 原因特定
- 監視中
- 解決済
また詳細を記載してエンドユーザに伝えることもできます。
コンポーネント
ユーザが使っているアプリ・インフラ・システムの機能のこと。これらに対してどんなステータスかということを設定できます。
コンポーネントステータス
- 運用中 Operational
- 一部停止 Partial Outage
- パフォーマンス低下 Degraded Performance
- 停止 Major Outage
- メンテナンス中 Under Maintenance
ステータスのアップデート方法
- インシデントをつくる(手動)
- API
- 外部サービスと連携
さきほどのインシデントをつくるのは簡単です。
Incidents > 「Create Incident」にて、現在どのような障害が発生しているか、どのコンポーネントに影響していて、どのようなステータスかを簡潔に記載します。
【管理画面】
【ユーザ画面】ではこのように見えます。
インシデントの状態ごとにステータスを更新していけます。
また、一つのインシデントのみにフォーカスして履歴を追うページも表示可能です。
また、定期メンテナンスなどの情報も作成できます。「Schedule maintenance」から作成
これもインシデントと同じですね。コンポーネントと説明、いつからどの期間行うのかを記載します。
【ユーザ画面】
他サービスとの連携
これらはStatuspageから手動で作成していましたが、サードパーティで用意されているサービスとの連携も可能です。コンポーネント > サードパーティー から選択すればOK。いろいろなサービスと連携できます!
Statuspageに表示したいサービスをONにしましょう。
他サービスからのシステムメトリクス(アップタイム、レスポンスタイム)を表示することもできます。
自動化するか、マニュアルで更新するべきか?
Statuspage公式のおすすめとしては、「基本的には顧客とのコミュニケーションツールなので、マニュアルで管理した方がよいが、以下のときは自動化を考えても良さそう」とのこと。
- ステータスページを小規模で使用して、サービスの状態をチームが把握できるようにしている場合
- セットアップしたモニターに基づいてプログラムでコンポーネントを更新し、Statuspageをヘルス/ステータスダッシュボードとして使用したい場合
- 別のツールでアラートを確認したら、ステータスページにインシデントを公開する場合
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このように、Statuspageでは今現在、どのようなことが起こっているかを全体に共有していけます。ぜひ利用してみてください。