先日AWS Summit Tokyo 2015に参加してきましたやまさきです。
AWS Summit以降これまで以上にAWS公式ブログを見るようになったのですが、
気になる記事がありました。
なんだか不穏な感じですが、大騒ぎする必要はなさそうだけど知っておくべき。
そんな感じでしょうか。
うるう秒とは
ご存知の方も多いと思いますが、2015年7月1日うるう秒の挿入が実施されます。
そもそもうるう秒とはなんなのか、そして必要なのかというところ。
なんなの?
原子時計によって刻まれる時系(協定世界時)と
地球の運行(自転)に基づく天文時系(世界時)に生じるのずれを調整するために
挿入または削除される時間の事。
必要ですか?
廃止しましょうという議論もなされているようですが、廃止した場合
約12万年後には、昼夜の逆転があり得る
必要ですよ。ね?
過去に起きたこと
うるう秒は今回が初ではなく過去にも25回実施されています。
下記リンクは2012年に実施された際の障害についての記事です。
- Linuxカーネルの障害
- Haddop ( Java )の障害
- Java/Cassandraの障害
などなどが発生したようです。
もちろん前回起きた障害については対応済みなので今回同じ現象は起きないでしょう。
2012年うるう秒実施。そのときAWSは・・・
落雷により大規模な停電。
復旧中だったようで、うるう秒どころではなさそうです。
(Real) Storm Crushes Amazon Cloud, Knocks out Netflix, Pinterest, Instagram
AWSの対応
詳細は事前にご確認ください - AWSでのうるう秒対応【更新】を読んでいただきたいのですが、
簡単にまとめると
- AWSマネジメントコンソール、バックエンドシステムは1秒を少し遅くすることで1秒足されたようにする
- EC2インスタンスはOSによって挙動が異なる
- その他のインスタンスは1秒戻す。23:59:59(日本は8:59:59)が2回表示される
つまり
1秒追加されますが、基本的にはユーザが何かをしなくてはいけない。ということはありません。
対応方法がことなるということだけ知っておけばいいのです。
その方法では困る!( あまり無いと思いますが )
という場合はそれぞれ対応を!
まとめ
うまくいけば何事もなく時間は過ぎていくかもしれませんが、分かっていても問題は起きてしまうものです。
うるう秒実施前後は提供しているシステム、サービスの稼働状況をちゃんと確認しましょう!