Tagbangers Blog

【AWS】ELBの暖気申請について

春めいた陽気の最中、雨の真冬の気温に戻り、体調管理がせせこましい今日この頃

皆様いかがお過ごしでしょうか。こんばんわ。ナミキです。


今日はAWSのELBの暖気申請についてのメモです。

ALBやNLB、種類も多くなってきており、暖気の必要のないLBもありますが

まだまだ現役稼働数NO.1?と思われるELBについて、今後も必要になると思い、自分用に記録します。


ELBは負荷に合わせてスケールする機能がありますが

ELBのスケールにはある程度の時間がかかり 

リクエストが瞬間的に増えたときはELBのスケールが間に合わないことがあります。

その際ELBはHTTP 503を返します。


そこで回避策として、あらかじめTVやメディアによる露出など急激なアクセス増が予想される場合に

 ELBの暖気申請を行い事前にELBをスケールしておきます。


※注意事項としてAWSサポートプランはBusiness / Enterpriseに加入している必要があります。


ELB暖気申請フォーマット

以下、申請フォーマットの内容です。

  • ELB名・リージョン、またはFQDN
  • 予測されるピーク時のリクエスト数 (requests/秒)
  • 予想されるピーク時の1リクエストあたりのリクエストサイズ+レスポンスサイズ(bytes)、または想定スループット(bit/秒)
  • Pre-warmingが必要となる期間 (開始時刻・終了時刻)
  • HTTPSの利用有無、利用する場合にはHTTPとHTTPSの割合 (%)
  • 利用するAZ(アベイラビリティ・ゾーン)の数
  • バックエンドインスタンスでのKeep-aliveの設定可否
  • イベント日までにバックエンドEC2インスタンス数を増やしますか。(増やす場合はいつ、どのくらい増やしますか)
  •  トラフィックパターンをお知らせください。(どのくらいの期間でどのくらいトラフィックが上がりますか)
  •  ユースケースをお知らせください。


申請サンプル

  • ELB名・リージョン、またはFQDN: xxxx-www-tagbangers.ap-northeast-1.elb.amazonaws.com / 東京リージョン
  • 予測されるリクエスト数 (リクエスト/秒):2000/秒
  • 予想されるピーク時のスループット (bit/秒):50KB/req
  • Pre-warmingが必要となる期間(日本時間):2018/2/24 (0:00)~ 2018/3/4 (23:59)
  • HTTPSの利用有無、利用する場合にはHTTPとHTTPSの割合(有/無、%):有、99%
  • 利用するAZ(アベイラビリティ・ゾーン)の数: 2
  • バックエンドインスタンスでの Keep-alive の設定可否:可
  • バックエンド EC2 インスタンスの台数:5
  • ユースケース:サイト内でイベントがあり、期間中にアクセス増が見込まれるため。


以上です