Google Cloudで始めるDocker実践入門に参加してました。
講師は、「プログラマのためのDocker教科書」や「Amazon Web Servicesではじめる新米プログラマのためのクラウド超入門」の著者の阿佐志保さんでした。
今回は、もう少し自分で試したいのでDockerの内容は置いといて簡単にGoogle Cloudについて紹介したいと思います。
Google Cloud Platformとは、Googleが提供しているクラウドサービスです。
リージョン
現在利用できるリージョンは、次のとおりです。AWSに比べると全然少ないですね。
プロダクト | 北アメリカ | ヨーロッパ | アジア |
Cloud Storage | カウンシルブラフス バークレー郡 | サン・ギスラン(ベルギー) | 彰化県(台湾) |
Cloud Storage(Alpha) | アトランタ レノア メイズ郡 ダラス | - | - |
Cloud SQL | バークレー郡 | - | アジア |
Cloud Datastore | バークレー郡 | - | - |
ただ、なんと嬉しいことに2016年中に東京リージョンができるとのこと!その他、オレゴンも追加だそうです。
サービス
全部で48サービス提供されています。(2016年10月23日現在)
主なものをAWSのサービスと比較して紹介してみます。
サービス名 | 説明 | AWSでは |
Compute Engine | Googleのインフラにホストされている仮想マシンを使った、大規模ワークロードの実行 | EC2 |
App Engine | スケーラブルなアプリケーションや、モバイルバックエンド構築のためのプラットフォーム | Beanstalk |
Cloud Load Balancing | Google Cloud Platformのハイパフォーマンス、スケーラブルロードバランサー | Elastic Load Balancer |
Cloud DNS | Googleの世界中のネットワークから供給される高信頼でレジリエントな、低レイテンシーDNS | Route 53 |
Cloud Strage | グローバルなエッジキャッシュを備えた、コストバランスに優れるシンプルなオブジェクトストレージ | S3 |
Cloud SQL | フルマネージドのMySQLリレーショナルデータベースを利用したデータの保存と管理 | RDS |
初めて使ってAWSより便利と感じたこと
●プロジェクトという単位で管理すること
弊社ではAWSをつかっておりますが、お客様ごとにアカウントを分けて親アカウントからSwitch rollで目的のアカウントにログインするという運用をしております。
毎回これめんどいなーって思ってるんですよね。しかし、GCPではプロジェクトという単位でサービスの管理ができるのです。
システムごとにプロジェクトを作成すれば、他のシステムに影響を及ぼす心配もないです。もし、このシステムもういらないってなった場合は、プロジェクトごと削除してしまえばその中で使用していたサービスも一緒に削除できてしまうんです!
ざっくり言うとブラウザのマネジメントコンソール上にコンソールが起動しちゃうんです。
マネジメントコンソールの左上ヘッダメニュー赤枠のとこを選択すると
マネジメントコンソール上にコンソールが起動します。
ブラウザからコマンドラインでクラウドリソースに直接アクセスできます。クラウドシェルでは、GCPのAPIをたたくgcloudコマンドやよく利用すると思われるコマンドがすでにインストールされています。
また、Java、Go、Python、Node.js、PHP、Rubyの開発・デプロイツールがすでにインストールされているため、Cloud Shellのインスタンス上でアプリを起動してブラウザからプレビューを見ることができます。
1番感動したのは、Cloud Shellを終了してもコマンド履歴やファイルが残っていることです。Cloud Shellでは、Cloud Shellインスタンス上のホームディレクトリに5GBの永続ディスクがマウントされています。永続化されるのは、ホームディレクトリ配下のみみたいです。.bashrcや.vimrcも対象です!
こんな感じでけっこうおもしろそうなのでいろいろ試してみたいと思います。(AWSは12ヶ月の無料枠だが、GCPは60日の無料枠ていうのが残念)